H23.3月11日
Update at: 11/04/21
日本の国際化が大きく後退
東日本大震災による津波、原発事故からすでに4ヶ月経過。震災復旧・復興、原発問題など遅々として進まぬ状況に、不安や苛立ちを覚えている人も多いのではないでしょうか
不安を抱いているのは日本人だけではありません。外国人も同じです。特に留学生の場合、震災当時、安否を気遣う国の家族や友達から「帰国しろ!」の電話やメールが殺到。いくら「大丈夫」と言っても、「日本沈没!」といった母国メディアの過激な報道で恐怖感を抱いた親を説得することはできず多くの留学生は帰国しました。
当社の場合も、入居予定だった多くの留学生が契約をキャンセルし、その中でも日本語学校に入学予定だった韓国人学生50名のほとんどがキャンセルになり、いまだ戻ってきません。一方、大学の留学生は徐々に戻り、いまでは9割以上が戻ってきています。
なぜ日本語学校には生徒が戻らないのか?
とくに減少率が高いのは韓国人学生で、昨年の3割程度まで落ちています。なぜ韓国人がここまで減ってしまったのか。そこには親の意思が強く反映する韓国の家族文化があるようです。
韓国人が留学先として日本を選ぶ理由の一つとして挙げているのは、日本は"近くて安全"。特に女子を送り出す親の中には、欧米への留学を子供が希望しても、安全を優先して日本を進める親が少なくありません。その日本の安全が地震だけでなくその後の原発事故で大きく揺るぎ、崩れました。
日本語学校の数は現在449校
在籍する学生は4万人以上に上ります。日本語学校では年4回新入生の募集をするが、今秋の申し込み状況が芳しくない。昨年の7割弱ということで、このままでは来春の新入学を迎えられる学校は大幅に減るのではないかと業界では危機感をいだいています。
日本語学校は単に日本語を習得させる場だけでなく、日本文化と日本人を知ってもらう日本入門コースでもあります。また日本人にとっては、身近で接しやすい外国人を受け入れてくれている場、外国人入門コースではないでしょうか。つまり留学生にとっても日本人にとってもお互いの印象がここで決まると言っても過言ではありません。いま、その日本語学校が危機的状況にあります。
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